こんにちは!
子供の好き嫌いについてどう思いますか?
子供の好き嫌いにはちゃんと原因と理由があるんですよ
まずは子供の好き嫌いについて知ることから始めませんか?
この記事を読み終わる頃には、また違う視点で向き合うことができるようになります
食生活アドバイザー(R) SAKUが子供の好き嫌いの原因と種類について解説します
子供の好き嫌いに悩んでるママさんは、ぜひ最後までお付き合いください
Contents
子供の好き嫌いの原因は
子供は好き嫌いを単純に、おいしいものとおいしくないもので分けてるわけではないんですよ
好き嫌いだけではなく現象には必ず原因と理由があり、それを知ることが対策や改善法に繋がります
まずは子供の好き嫌いの原因を考えてみましょう
味蕾(みらい)の発達によるもの
私たちの舌には味蕾(みらい)と呼ばれる、味を感知するセンサーの役割をするものがついています
味蕾は幼少期から発達を始め、成長とともに増加して味覚を確立します
味蕾は加齢と共に減少することが分かっていて、40代になると子供時の3割近くまで減少すると言われているんです
味蕾は「五味」と呼ばれる味をそれぞれ感じ取ります
私たち大人は年齢や環境により味覚が確定し、五味の味わいを判断することができるのです
ですが、子供たちは味のインプットが済んでない上に、味蕾が大人より敏感なので味に対して好みが分かれるのです
また、味覚が確立してない子供は、五味を本能で分類するとも言われています
それでは、子供が五味をどのように感じているのか見てみましょう
甘味 …… エネルギー源
塩味 …… ミネラル
酸味 …… 腐ったものや未熟な物
苦味 …… 毒のシグナル
うま味 …タンパク質
子供は酸味と苦味に対してマイナスの反応を持っているのがわかりますね
これが子供の好き嫌いの判断基準になっているとも考えられますから、味覚が確立してないうちに、薄味で色んな味に慣れやすい環境を作ってあげましょう
食習慣や環境によるもの
子どもたちの好き嫌いを考える前に、私たちの食習慣も考えてみましょう
子供がもっと幼い頃に、自分自身が苦手なものは食べさせてあげてましたか?
例えば、納豆や苦手な野菜などは食事に取り入れていたか?ってことです
それが、離乳食が終わって「さあ、どうぞ」って言われても無理!無理!ってなりませんか?
離乳食の段階で、食べさせることのできるものは少量ずつでも混ぜて味に慣れさせることが必要だったんです
以上が食習慣や環境による好き嫌いの原因になります
でも安心してください!
過ぎた時間は戻せませんが、子供も大人になるにつれて成長するものですから
私たちがそうだったように
子供の好き嫌いの種類と理由
子どもたちの好き嫌いの原因について話しましたが、次は好き嫌いの種類と理由です
五味や食習慣の話をしましたが「子供が食べれないのはなぜか?」って考えてみましょう
先程の原因は一つの要因に過ぎません
だったら、食べたことのなかったものは嫌いなものってことになりますか?
なりませんよね!
そこで、子供が嫌いなものだと分類する要因をまとめたのでご覧下さい
味覚によるもの
「苦い味がするから嫌い」
「酸っぱいから苦手」
「しょっぱいのは嫌だ」など
これは、人間が本能的に持つ五味への反応として苦手とすることが多いので、成長による味覚の変化や味付けによる改善に期待してください
食感によるもの
「グニャグニャしたものがダメ」
「ドロッとしたものが苦手」など
人は味以外にも食感で好みが分かれます
この要因は調理法によってある程度改善されるでしょうから工夫してみてください
外見的なもの
「見た目が気持ち悪い」
「嫌いなものを連想させる見た目」など
料理は見た目も大事ですから、悪いイメージを持つものは嫌いになる傾向にあります
食材のカットの仕方や加工次第では問題ないと思いますが。。。
精神的なもの
「食べた後に気分が悪くなった」
「一度、食べすぎて嫌いになった」
「いっぱい食べなさいと言われた」など
この要因は、精神的なもので経験によるマイナスなイメージがあるうちは避けてあげたほうが良いでしょう
手間や過程によるもの
「小骨を取るのが面倒だから食べたくない」
「タネを取るのが面倒くさい」など
これは解決するのはかんたんです
小骨が嫌なら、骨を抜いてあげるとか、すいかはカットしてタネを取ってあげればいいんです
個人的には過保護になりすぎるのもどうかと思いますが、状況にもよりますのでご自身で判断されてください
その他の要因
「友だちが嫌いと言っていたから」
「食べたい気分じゃない」
「環境(作った人や一緒にいる人による)」など
この要因は食べ物の好き嫌いではないのですが、そもそも「お腹が空いてない」などの要因が重なったものなので、神経質になる必要はないです
友だちが食べれるようになったとか、お腹が空いたとか要因が変われば食べてくれるでしょう
子供の好き嫌いは見守ることが一番大事
子供が好き嫌いをする原因と理由のあとは、まわりの環境を整えてあげましょう
「環境を整えるってどういうこと?」って思われるママさんは是非覚えてください
無理に食べさせない
苦手なものを無理に食べさせるのは止めましょう
調理法を変えるなどの工夫はもちろん必要ですが、その気も無いものの無理強いは、マイナスにしかならずトラウマとなります
作ったものを食べてくれないのは悲しいですが、「食べたくなったら、食べてくれる」と思えるくらいの心の余裕があったほうが良いですよ
食べてくれたらいっぱい褒める
苦手なものでなくても、たくさん食べてくれたら、笑顔でいっぱい褒めてあげてください
ママの笑顔は子供にとって、最高の喜びです
きっと、これからもママの笑顔を見るためモリモリ食べてくれますよ
これは私の体験談ですが、少食だった息子がハンバーグのときに、ご飯のおかわりしてくれたんです
それが嬉しくて褒めてあげたらそれから必ずおかわりしてくれるようになりました
子供に食べる喜びを教えてあげるのが、私たちの役目ですよ
栄養面の心配はママの工夫次第
好き嫌いによる栄養の偏りは深刻な問題です
じゃあ何が必要か考えてみましょう
たとえば、
ピーマンや茄子を食べなかったら大人になれませんか?
牛乳が飲めないと大人になれませんか?
そんなことないですよね
だったら、割り切って考えればいいんです
野菜が食べれないのなら野菜スープの具材なしで、牛乳が飲めないならヨーグルトやチーズというふうに思考を柔軟にして考えましょう
前章の子供の好き嫌いの種類と理由で話したように、理由をつかめば対応策がわかります
まずはなぜこれが苦手なのかを考えて、どうすれば食べてくれるかを工夫しましょう
子供の好き嫌いの原因と種類//まとめ
どうですか?
子供の好き嫌いについて話してきましたが、改善点が見つかったことでしょう
もう一度わかりやすく要点をまとめましたので今日から実践してください
子供好き嫌いの原因は2つ
- 味蕾(みらい)による味覚によるもの
- 今までの食習慣や環境によるもの
子供の好き嫌いの要因は6つ
- 味覚によるもの
- 食感によるもの
- 外見的なもの
- 精神的なもの
- 手間や過程によるもの
- その他の要因
子供の好き嫌い克服には見守ることが大事
- 無理に食べさせない
- 食べてくれたらいっぱい褒める
- 栄養摂取はママの工夫次第
私がママたちに大切にしていただきたいのは、嫌いだということを決めつけてしまうのではなく、「いつか食べられるようになったらいい」というくらいのスタンスで見ることです
子供には好き嫌いがあることは悪いことではないけれど、「好きな食べ物が増えると、ご飯の時間が楽しくなるようになるんだよ」という伝え方をしてみてはいかがでしょうか
あまり急いで好き嫌いを無くそうとしても逆効果ですから長い目で見てあげましょう
子供だって、わざと好き嫌いを作ってるわけじゃないので、神経質にならず笑ってあげてください
そうすれば、もっと気楽に考えられるようになり、好き嫌いを克服できる環境が自然と作れてると思います。
解説者 プロフィール
20年以上の調理歴を持つ食生活アドバイザー®️SAKU
豊かな食生活を未来へつなぐためにブログを通して
食に関する様々な情報を発信する人
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