近年、食への感心が高まってきています
InstagramやFacebookまたはTwitterなどSNSにより
食に関する情報が気軽に簡単に手に入るようになり
オリジナリティに溢れる料理、希少な食材、見た目が華やかな料理を
世界の人々が競い合うように情報を拡散しています
食への関心が高まるのは悪いことではなく、むしろ大歓迎ですが
そもそも、食事に対する意識がズレてきているように感じます
ですから、今回は食に対する意識のあり方としての
「食育」についてお話したいと思います
Contents
食育とは何か?4章にまとめてみました
食生活アドバイザー®の観点と学びから
わかりやすく要点を4章にまとめましたので
以下の記事をご覧ください
「食育」への意識の大切さ
「食育」とは人が生きていく上で「食」に関する正しい知識を身につけることによりバランスが良く健康的な「食事」を学び、家族や自身に関わる人々を豊かで正しい食生活へと導きともに歩むための意識であると私は考えています
「食育」とは人が生まれてから死ぬまで毎日摂取する食事のあり方を意識して人々の健康を保持する上で非常に重要な学びだと言えるでしょう
「食べる」=「生きる」と考えるとわかるでしょう?
大事ですよね?笑)
「食」は生きる上、で切り離せないものでありとても重要なものです。
最近は食事に恵まれて好きなものを、好きなときに、好きなだけ食べることが出来るようになりましたがそこで考えるべきなのが正しい食生活です
食事の選択ができるということは望ましいことですが、正しい知識を持たないと「栄養の偏り」や「不摂生」へと繋がり肥満や高血圧、生活習慣病を引き起こす要因になります
また、乳幼児、子供、高齢者などに至っては「食」を提供される側にあるため正しい食事を選択することが困難であるから、関わる人間として積極的に学び実践しましょう
「食育」に大事なこと
- ココロとカラダの健康の維持
- 食材の選択、調理を学ぶ
- 食事の重要性と楽しみを理解し伝える
- 食文化を学び絶えないように伝える
- 共に共有できる家族、友人を作る
- 食物や提供者への感謝の気持
上記の項目を日頃から心がけ実践して「次世代に繋げる」ことがとても重要です
健康的な食生活を実行しよう
日々の食事と健康とは深く関わっていて規則正しい食生活を実践する上で重要なことをお伝えします
1.朝ごはんを食べる
朝ごはんには寝ている間に低下した体温を上昇させ、カラダがこれから始まる1日の準備を始める役割を持ちます。
また脳の活性化に繋がりますからココロの面でも非常に有益です。例えば、朝ごはんを食べる人は食べない人と比べると知力、体力ともに高い傾向にあるとされています。
特に子供は、成長期に欠食することによりココロとカラダの両面での負担になりますので、成長の促進に繋げ、最高の1日のスタートを切るためにも朝ごはんはきちんと食べましょう
参考までに「子供の朝食欠食率の推移」をご覧ください
2.栄養のバランスも重要
食事を作る上で大事なのは味はもちろんバランスも重要です!
主食、主菜、副菜を組み合わせることで必要な栄養をできるだけ理想に近づける事ができますので、必ず意識しましょう
栄養バランスのとれた食生活を送ってる方はそうでない方と比べると生命のリスクが高まります
とはいえ、バランスと言われても何基準かわかりませんよね?
そういう方のために「食事バランスガイド」があります
こちらには「主食」「酒菜」「副菜」「牛乳、乳製品」「果物」と5区分に分け1日の摂取量の目安と方法をイラストにして示していますので是非、参考にしてください。
食材のルートを意識しよう
こちらでは日々口にしている食材が食卓に届くまで、生産加工、流通と過程があり、たくさんの人たちの労力に支えられている現状を理解し大切さや感謝について考えてみましょう
1.「食」の現場に触れて体験しよう
私達は漁師、農家、またそれらを流通さている市場の方などのおかげで様々な料理を楽しむことができますが、どのような作業をして、どのように生産されているかまでは知りません。
それらを知ることはとても大事だと私は思います。
例えば、生産の現場に触れることにより、安心、安全を目にすることができます。
また生産者の努力、工夫を見出すことができ、新たな食材、調理法のインプットも期待できます。
その方法としましては、身近なのものは「工場見学」「体験学習」などがあり気軽に接することができますから、積極的に参加して学んでいきましょう。
2.食料自給率について考えてみよう
私達が消費する食料はどれだけ国内で生産されているか考えたことはありますか?
私は「食生活アドバイザー」を志すまで意識いていませんでしたし、みなさんもそれぞれの環境にもよりますが意識する人は少数派でしょう。
ちなみに答えは2018年度現在で日本の食料自給率(カロリーベース)は37%となっています
それはつまり私達の食料のうち63%は海外に頼っているということになります
海外の食料が悪いわけではないのですが食料自給率が低いことでどのような影響があってまた、食料自給率が向上すればどのような結果を生むのかと考えることも「食育」にとって良いことです
3.食品廃棄率って
日本は食品が溢れていて豊かですが世界に目を向けると「飢餓や栄養不足」で苦しむ方がおよそ8億人いるとされています。この数字は全人口の75億9000万人から考えるとおよそ10,5%となり10人に一人は食に関して苦しんでいることになります。
ですが、日本の食料廃棄量は年間643万トンと言われています。これらすべてを世界に回せたらどれだけの人が助かるでしょう?「たら」「れば」を言うとキリがありませんが考えるということはとても大事なことです!
農林水産省「食品ロス、食品リサイクル」
消費者庁「食べ物の無駄をなくそうプロジェクト」
食育に取り組むための1歩とし「政府広報オンライン」に自身の食生活を振り返り実践できることをチェックしたり、書き込める「食育ガイド」というものがありますので是非、1度ご覧下さい
食事を楽しむことの重要性を知ろう
人の食事形態には様々なスタイルがあります。
代表的なものには
- 「孤食」=一人で食事すること
- 「個食」=みんな揃っているが食べるものがそれぞれ異なる
- 「外食」=飲食店など料理をを提供する店で食事をする
- 「中食」=スーパー、コンビニ、テークアウト店等で購入し、家で食事をする
などがありますが、そもそも理想的な食事というのは毎日3食決まった時間にお母さんが栄養バランスを考えて作り、料理を家族で囲み、同じ環境を共有しながらコミュニケーションを楽しみ行うものです。
食事の時間を家族や友人と共有し、楽しむことで日頃のストレスを解消したり栄養の吸収を促進するというデータも出ておりますので「食事を楽しむ」を意識してください!
最後に
ササッとわかりやすく要点だけを説明してまいりましたこのブログに来ていただいた時点で「食育」に関して興味をお持ちだと思いますが基本難しく考えなくてよいというのが私の意見です。まずは
- 食卓の食事の栄養バランスを考える
- 食材の生産流通を考え感謝する
- 家族や友人との楽しい食事の時間を持つ
- 少しずつ 少しずつ食への知識を蓄え「次世代へとつなげる」
以上が「食育」への1歩となりますのでみなさまも意識した食生活を楽しんでくださいね~
それではまた次回に~