こんにちは!
20年以上の調理歴を持つ食生活アドバイザー(R)SAKUです
さまざまな食に関する情報を研究、発信しているんですが、今回のテーマは
【熱中症予防】です
熱中症は暑い時期だけとは限りません
冬に熱中症を発症する人もいますので、日頃から気をつけていただきたいものです
この記事を読むことで、熱中症予防に有効な食品を理解することができます
それでは、【熱中症予防】に効果的な食品について、お話しますので最後までお付き合いください
【熱中症予防】カラダを守る効果的な食品
暑さが増してくると体がだるく、食欲が落ちがちです
だからといって、のどごしの良い冷たい麺類や、サッパリしたものを軽く口にするだけでは、栄養の不足や偏りによるエネルギー不足になってしまいます
そのような食生活が、カラダの体力減退の要因となりますから、食欲が無いときでもしっかり食事をすることが大事になります
では、どんな食材が熱中症予防に効果的なのでしょうか
ここでは熱中症予防におすすめの食品を紹介します
納豆
納豆の原料は大豆です
大豆は疲労回復に有効なビタミンB1を多く含み、汗とともに失われてしまうカリウムが豊富です
大豆を発酵させることで、栄養の吸収率が上がり、菌の力で腸内環境の向上が期待できます
また、発汗によって失われるカルシウムやマグネシウムも含まれています
納豆は発汗により失われた栄養の補給には最適な食品の一つと言えるでしょう
豚肉
豚肉にも納豆同様、疲労回復に役立つビタミンB1が豊富に含まれています
ビタミンB1をしっかりと摂ることで糖質のエネルギー化がスムーズに行われますが、逆に不足してしまうと糖質をエネルギーに変えることができず、疲労や倦怠感をうみます
ビタミンB1はヒレ肉やもも肉といった赤身の多い部位に多く含まれ、脂肪分も少ないのでヘルシーです
枝豆
枝豆に含まれるオルニチンという栄養成分が熱中症予防にとって重要になります
オルニチンはアルコールの分解を促し、肝機能を回復する効果があるので、アルコールによる二日酔いや疲労を軽減する効果が期待できます
また、二日酔いや疲労の蓄積は熱中症のリスクを高めますから、アルコールを摂取する際のおつまみに最適です
梅干し
梅干しに豊富に含まれるクエン酸にはカラダのエネルギー代謝をスムーズにする働きがあります
エネルギー代謝が活発になると、疲労回復を早める効果が期待できます
他にもカルシウムの吸収率を高めたり、酸味によって食欲増進効果がありますが、塩分が強いので個数制限や減塩のものを選ぶなど注意が必要です
じゃがいも
じゃがいもはカリウムの含有量が大変豊富です。
カリウムはカラダの水分保持に大きく関わるミネラルですが、発汗によって汗とともに失われる特徴があります
発汗により、カリウムが不足すると脱水症状を引き起こすので、熱中症予防にはカリウム摂取が欠かせません
また、じゃがいもには大豆や豚肉同様に、食欲減退や疲労回復に効果的なビタミンB1が豊富であることもメリットのひとつです
西瓜(すいか)
西瓜は90%以上が水分ですので、水分補給の点で優れた食品です
また、ミネラルも豊富に含まれているので発汗によって失われたミネラルの補給効果も期待できるんです
発汗によって失われるミネラルの一つにナトリウム(塩分)があるのですが、西瓜に塩をかけて食べることでナトリウム摂取と、味の対比効果とWメリットがあります
塩をかけた西瓜は水分とミネラルを同時に摂取できるので、熱中症予防にすごく有効な食品です
バナナ
バナナの水分量は果物の中では決して多くありませんが、カリウムを多く含んでいるのが長所です
そのまま食べられる果物は手軽な熱中症予防に有効な食品です
バナナにはナトリウムは含まれませんので、塩ヨーグルトなどと合わせて食べるとより効果が高まります
【熱中症予防】カラダを守る効果的な飲料
熱中症にならないために必要なのは、こまめな水分補給です
のどが渇く前にお茶や水などで水分を補いましょう
たくさん汗をかいたときは、スポーツドリンク(経口補水液)などを活用して、塩分やミネラルも一緒に補うのがおすすめです。
人は安静時でも、1日1200mlの水分を失ないますので、1日あたり1500ml~2000mlの水分補給を目安にしましょう
特に寝ている間には大量の水分が失われますので、起きたらコップ1杯の水を飲む習慣をつけると良いでしょう
麦茶
汗をあまりかかない場合は、塩分補給をすると、塩分の過剰摂取になってしまいます
ですから、塩分の補給は大量に汗をかくときだけで大丈夫です
そんなときの水分補給には麦茶がおすすめです。
麦茶がおすすめかの理由
まず1つめにカフェインが入っていないからです
カフェインには利尿作用がありますから、水分補給をしようとしている時に、カフェインを多く摂ってしまうと逆にカラダから水分を奪うことになります
熱中症予防にカフェインを摂るのは逆効果といえます
2つめの理由は、麦茶にはミネラルが豊富に含まれている点です
汗で失われるナトリウムも入っているので熱中症予防に良く、夏の水分補給には麦茶が最適です
麦茶のもたらす効果は他にも
- 体を冷やす
- 血液をサラサラにする
- 夏バテ防止
- 胃の粘膜を保護する
などの効果がありますから、積極的に飲みましょう
スポーツドリンク
水分補給といって、最初に思い浮かべるスポーツドリンクには、ナトリウム濃度が人間の血液に近いため、水分とナトリウムを迅速に補給できるメリットがあります
スポーツや仕事で大量に汗をかく場合には、効率的に水分と失われたナトリウムを補給する必要がありますので、その際にはスポーツドリンクが有効であると言えます
スポーツドリンクのデメリットとしては糖分が多いところです
スポーツドリンクは素早く水分補給をしたいときには有効ですが、飲み過ぎは糖分過多につながるので、常時飲むのは避けましょう
炭酸水
炭酸水は熱中症予防に効果的です
水分は胃ではなく腸から吸収されますので、早く吸収を促すには胃腸への血流を良くする必要があります
炭酸はカラダに入ると血管を広げて血行を良くするので、腸へスムーズに水分を運び、吸収を促します
炭酸水のもたらす効果としては他にも
- 血圧の上昇を抑える
- 便秘の改善
- 疲労回復効果
- ダイエット効果
などがありますので、日頃から炭酸水を飲むようにしましょう
NG飲料はコレ
同じ水分でも冷たいビールやアイスコーヒー、ジュースなどで水分補給をするのはNGです
アルコールやカフェインは尿の量を増やし、摂取した量以上に水分を尿として排出してしまうことがあります
またジュースや炭酸飲料など糖分が多いものは、血糖値の上昇や肥満の原因になってしまいますので、飲みすぎには注意しましょう。
【熱中症予防】カラダを守る効果的な食品・飲料/まとめ
【熱中症予防】カラダを守る効果的な食品
- 納豆
- 豚肉
- 枝豆
- 梅干し
- じゃがいも
- 西瓜(すいか)
- バナナ
【熱中症予防】カラダを守る効果的な飲料
- 麦茶
- スポーツドリンク
- 炭酸水
【熱中症予防】NG飲料はコレ
- カフェインが多い飲料
- 糖分が多い飲料
- アルコール
いかがでしたか?
日本に限らず世界で気温の上昇が懸念されるなか、暑さといかに向き合うかが重要になってきます
水分をこまめに摂って脱水症状に気をつけることも大事ですが、熱中症は低栄養状態だったり、体力低下、疲労蓄積状態のときにも発症しやすいと言われています
熱中症に負けないカラダづくりのためにもしっかり食事を摂って、こまめな水分補給を心がけていきましょう
解説者 プロフィール
20年以上の調理歴を持つ食生活アドバイザー®️SAKU
豊かな食生活を未来へつなぐためにブログを通して
食に関する様々な情報を発信する人
関連カテゴリー:健康