手足の指先が冷たい
下半身だけが冷えている
背中や腰が冷える
など気温が低くないのに体が冷える状態が冷え性です
手足が冷たくて寝付けずに不眠症になったり、肌荒れ、腰痛、便秘などの不快な症状を抱える人が少なくありません
冷え性は女性の専売特許のように言われますが、男性にもある症状です
Contents
冷え性改善に効果//4つの習慣
結論から言いますが、冷え性はある日突然、治るわけでも有効な治療薬があるわけでもありません
冷え性は自律神経の不安定がもたらす体温調節作用の乱れが由来の症状なのです
ですから、生活習慣や食生活を改善することで症状を和らげ、冷え性による症状と向き合うことが必要になります
冷え性の原因
冷え性は血液循環の乱れ、血行不良がが大きな要因になります
そして、血行や体温調節を行っているのは自律神経ですから、冷え性は自立神経の乱れによる場合が多いと言われています
自律神経は機能を亢進させる交感神経と、抑制する副交感神経がありそれら2つの神経がバランスを取りながら働いています
つまり寒い時に、手足の血管を収縮させて熱が逃げるのを防ぐのは交感神経、暑い時に血管を拡張させて体温を下げるのは副交感神経の働きによるものです
特に夏や冬はエアコンなどの使用によって、外気温と室内に温度差が生まれ、出入りが激しいと、血管の収縮、拡張が1日に何回も繰り返されます
また、自律神経はホルモンやストレスの影響を受けることでも働きの乱れに繋がります
つまり、冷え性の対策は、生活環境を整えストレスのかからないような生活を心がけ、自律神経を安定させることが大切です
そのために4つの習慣があります
冷え性を改善する4つの習慣
生活環境を整えストレスのかからないような生活をする
当たり前のように聞こえますが、当たり前のことなのです
そのための4つの習慣をご紹介いたします
- 規則正しい生活のリズムを作る
- バランスの良い食事と血液の循環を良くする食べ物を食べる
- 運動を心がけて血行を良くする
- ぬるめのお風呂にゆっくりつかってリラックスする
以上の4つを心がけることが冷え性改善へと導くでしょう
お気づきですか?
以上の4つをまとめると
- 決まった時間に起床し、決まった時間に就寝する
- 食事は3食バランス良く必ず食べる
- 散歩や、ストレッチなど、カラダを動かす習慣をつける
- カラダを温めリラックスする
健康的な生活を送るために必要とされることばかりですよね?
そうなんです!
靴下を2枚重ねにしたり、手袋したりするよりも生活習慣や食生活を改善することが、長い目で見ると有効なんです
先の未来を豊かに不自由なく過ごすためにも
生活習慣や食生活の乱れを改善して、健康を手に入れましょう!
何度も言います!
当たり前の生活を送ることが、冷え性改善はもとより生活習慣病などのリスクを下げることに繋がるのですから
冷え性改善に効果的な食生活とスープレシピ
冷え性改善に必要なのは、生活習慣や食生活を改善することだとお話しましたが、ここでは食生活についてお話したいと思います
私は食生活アドバイザー®️としてブログで、様々な症状における有効な食品やレシピを公開していますが、根本的には偏食をせずバランス良く食べることが根底にあります
その中で症状別に、摂取したほうが良いもの、避けたほうが良いものをご紹介しています
私は医者ではありませんので病気は治せませんが、食生活アドバイザー®️としてみなさんの食生活のサポート、アドバイスはできますので、是非参考にされてください
冷え性改善に効果的な食生活
冷え性改善に効果的な食生活なのですが、やはり3食きちんと食べて、糖質、タンパク質、脂質のバランスをとり、ダイエット等のために食事を控えるのは良くありません
血行改善のために、血液の循環を良くするビタミンE、貧血を予防する鉄分を摂るようにして同時にビタミンCなども忘れないように摂りましょう
また、食べたものを消化、吸収、排泄するなどの一連の生理作用には酵素の働きが必要です
酵素はカラダの微生物により生かされていますから、納豆、ヨーグルト、ぬか漬け、味噌、醤油などの発酵食品を摂るようにすることも大切です
酵素は体内では葉緑素がないと十分に働かないので、緑黄色野菜を積極的に摂るように心がけましょう
カラダを温める食べ物
- 人参、玉ねぎ、ごぼう、れんこんなどの根菜類
- 生姜、シソ、ニンニク、ニラ、唐辛子などの薬味や香辛料類
- かぼちゃ、長ねぎなど冬の食べ物
- オレンジ色や黄色などの暖色系の野菜や果物
- 納豆、ヨーグルト、日本酒などの発酵食品
カラダを冷やす食べ物
- トマト、きゅうり、レタス、茄子などの夏の食べ物
- スイカ、パパイヤ、パイナップル、マンゴーなど暑い地域で育った食べ物
- また、地上で育つ野菜(白、緑、紫)はカラダを冷やしやすい傾向にあります
- 白菜(冬が旬だけど、緑色野菜)
- トマト(赤色ですが、夏の食べ物)
白菜やトマトなど例外もありますが
このようにある程度の法則性がありますので参考にされてください
冷え性改善に効果的なスープレシピ
キムチスープ
発酵したキムチには酵素がたくさん含まれています
カラダを温めるニラと豚肉を足して、手軽にさっと作りましょう
春はニラが旬なので安く出回りますのでオススメです
材料 4人分
豚もも肉 100g
醤油 15cc
酒 15cc
片栗粉 少々
ニラ 100g
白菜キムチ 50g
ごま油 45cc
だし汁 4カップ
塩 ひとつまみ
醤油 30cc
作り方
豚肉は細く切り、醤油と酒をまぶす
ニラは4センチ長さに切る。白菜キムチは2センチ長さに切る。
鍋にごま油を熱し、片栗粉をまぶした豚肉を炒める。色が変わったら、キムチを炒める
だし汁を加え塩、醤油で味を整える
ニラを加えさっと煮る
ポイント
ポイント
・白菜キムチはメーカーにより味がいろいろ。入れる量や調味料に注意する
・お餅やトック(韓国の餅)を細く切って入れてもおいしい白ご飯を入れたら韓国風の雑炊ができます
あさりと大根のスープ
大根は水分が多く、カラダを冷やす食べ物ですが、火を通すと熱性にかわります
あさりにはグリコーゲンが含まれ肝臓に良い食べ物です
ぜひアサリの旨味を堪能しましょう。
材料 4人分
あさり 200グラム
生姜 20グラム
大根 300グラム
細ネギ 4本
水 3カップ
だし昆布 1枚
塩 2つまみ
醤油 30 CC
片栗粉 適量
ごま油 少々
作り方
生姜をみじん切りにする。大根は短冊に切る。細ネギは小口切りにする
鍋に水とだし昆布を入れ煮立ったらだし昆布を取り出す
生姜、大根を入れて10分位に煮る
だし昆布を細く切る。
あさりとだし昆布を加え塩、醤油で味を整える
水溶き片栗粉を回しかけて火を止め、ごま油と細ネギを入れる
ポイント
ポイント
・だし昆布を一晩水につけておくと、旨味も増し、柔らかくなるので使いやすい
・だし昆布は旨味の宝庫、細く切って具材に使おう
・あさりは缶詰でも良い(汁も旨味が詰まってるので捨てずに使おう)
豆腐とキノコのあんかけスープ
きのこをたっぷり入れたあんかけ風のスープ
栄養バランスをとると血液の循環が良くなります
おろし生姜の風味を聞かせてさっぱり食べれますし、きのこの効果で免疫力もアップします
材料 4人分
豆腐 1/2丁
豚もも肉 80グラム
しめじ 50グラム
ニラ 50グラム
えのき 1袋
しいたけ 4枚
だし汁 3カップ
サラダ油 30 CC
塩 2つまみ
醤油 30 CC
砂糖 少々
片栗粉 適量
ごま油 少々
おろし生姜 適量
作り方
豆腐はお好みの大きさに切る。豚肉は厚切り、にんじんは千切り、ニラ、きのこは食べやすい大きさにほぐす、カットする
鍋にサラダ油を入れ豚肉、にんじん、きのこの順に炒め、だし汁を加えて煮る
沸騰したらの調味料を入れる
豆腐を入れて再び沸騰したら、ニラを入れ水溶き片栗粉でとろみをつける
ごま油を垂らして、器に入れたら、おろし生姜をのせて出来上がり
【冷え性改善に効果】4つの習慣とスープレシピ/まとめ
冷え性改善に4つの習慣
- 規則正しい生活のリズムを作る
- バランスの良い食事と血液の循環を良くする食べ物を食べる
- 運動を心がけて血行を良くする
- ぬるめのお風呂にゆっくりつかってリラックスする
冷え性改善に必要な食生活
- 3食きちんと食べる
- 糖質、タンパク質、脂質のバランスをとり、ダイエット等のために食事を控えるのは良くありません
- 血液の循環を良くするビタミンEやビタミンC、貧血を予防する鉄分を摂る
- 納豆、ヨーグルト、ぬか漬け、味噌、醤油などの発酵食品を摂る
- カラダを温める食べ物を積極的に摂る
カラダを温める食べ物
- 人参、玉ねぎ、ごぼう、れんこんなどの根菜類
- 生姜、シソ、ニンニク、ニラ、唐辛子などの薬味や香辛料類
- かぼちゃ、長ねぎなど冬の食べ物
- オレンジ色や黄色などの暖色系の野菜や果物
- 納豆、ヨーグルト、日本酒などの発酵食品
いかがでしたか?
冷え性改善に効果的な生活習慣と食生活についてお話ししました
正直言って、基本的なことが多いですが、そんな当たり前のことをあらためて実行することで冷え性改善へと繋がります
お話したことを踏まえて、健康でストレスのない生活を送ってください
きっと明るい未来が見えてくるでしょう!
それではまた次回に~~
解説者 プロフィール
20年以上の調理歴を持つ食生活アドバイザー®️SAKU
豊かな食生活を未来へつなぐためにブログを通して
食に関する様々な情報を発信する人
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