口臭は自分で気付くのは難しいです
旦那様や子供たちの口臭に気づいた時あなたならどうしますか?
口臭の原因は口腔由来のものが約8割を占めます
予防するには、しっかりと口腔内を磨くことですが口腔由来の口臭は食生活の改善でほぼ抑えることが出来ます
ですから、愛する家族を傷つけないようにそっと食生活でフォローしてあげましょう
それでは調理歴25年の食生活アドバイザー®️SAKUが口臭予防改善に効果のある食品をお教えします
また、内臓疾患からくる口臭もあるので、他に気になる症状がある場合は、専門医に相談してくださいね
Contents
口臭予防改善に効果 口臭を治すための対策とオススメな食品
口臭の原因は4つ
1.口腔(口の中)が原因
2.カラダの病気が原因
3.食餌性が原因
4.生理的口臭が原因
以上4つです
それでは簡単に説明いたします
1.口腔(口の中)が原因
口腔で一番考えられるのは歯周病です
歯周病と口臭のには高い関連性があります
歯周病の特徴は歯周ポケットができることです
これは口の中の細菌にとって最高の環境となります
細菌の中でも嫌気性菌は代謝の過程で硫化水素やメチルメルカプタンを産生します
これが口臭の原因になるのです
自分では口臭の有無がわからない方は口臭の度合いを測定する装置がありますので、調べてもらうとよいでしょう
それから歯周病のチェックも欠かせません
お口の簡単チェック!!
- 歯ぐきからよく出血する。
- 歯ぐきがよく腫れる。
- 口の中がネバネバする。
- グラグラした歯がある。
- 歯と歯の間に食べ物がよくはさまる。
- 穴のあいた歯がある。
- 歯の表面を舌でさわるとザラザラしている。
- 義歯、ブリッジなどが、入っている。
- 舌を磨いたことがない。
- 口の中がパサパサしている。
1.2.3.4.5.に当てはまる
歯周病が原因。
歯周病により、口腔内細菌により分解され、発生した物質が悪臭を放つ。
6に当てはまる
虫歯で空洞ができて、食べ物が入り食べ物が腐敗して、悪臭を放つ。
7.8.9に当てはまる
歯磨き不良により、歯垢や食物残渣によるもの。
10に当てはまる
唾液が少ないのも原因です。(口腔乾燥症)
2.カラダの病気が原因
カラダの病気により口臭の発生を伴う場合があります
主な臭いと原因の一部を挙げてみました
タンパク質の壊疽臭=肺がん、肺腫瘍、胃がん、食道気管支炎、扁桃炎、咽頭腫瘍、咽頭癌
甘いニオイ=咽頭、気管支、肺のカンジタ感染
アセトン臭=糖尿病
アンモニア臭=肝硬変、肝臓癌
魚臭=トリメチルアミン症
このように口臭のタイプによっては、カラダの病気が疑われる場合もありますので気になる方は病院で診察を受けて下さい
3.食餌性が原因
ニンニク、ニラ、ネギ、納豆など臭いの強いものを食べたり、アルコールや喫煙によりいったん体内に取り込まれた臭いの元になる成分が胃の中で消化されます
その後、血液を介して全身に循環し肺を経由して吐き出される
お口をきれいにしても臭うことがある
4.生理的口臭が原因
朝起床時や空腹時に臭うことがある
女性の場合生理時やその前後ホルモンバランスの不調により口臭を感じるときがある
それぞれの原因への対処法
1.口腔(口の中)が原因
常に口腔内を清潔に保ち、虫歯や歯槽膿漏などは速やかな治療と専門医の判断を仰ぐ
2.カラダの病気が原因
口臭のタイプで疑わしいと思われたら重篤な病気の可能性がありますので、病院で診察を受けてまずはカラダの健康状態を確かめることが重要です
3.食餌性が原因
摂取する食品を改めることで症状は治るでしょう
- ニオイの強い食品の摂取を控える
- アルコールは深酒をせずほどほどに
- 禁煙する
- 口臭予防改善に繋がる食品の摂取を実践する
4.生理的口臭が原因
こちらの原因については生理的な問題ですから、時間とともに口臭は治ると考えられます。
どうしても気になる方はタブレットやガム、飴などで一時的に口臭を抑えてみるのがよろしいと思います
口臭の予防改善に繋がる食生活
さて、これまで口臭の原因、対処法を述べてきましたが最初に述べたように約8割は口腔由来の口臭です
カラダの状態、病気の有無は病院で適切な治療を受けるしかありませんが、生活改善、食生活改善は自身でしっかり行わなければいけません
ここからは口臭の予防改善について知っておくべき食品について述べさせていただきますが、具体的な食品をお話しする前に予備知識として理解しておいてください
私たちが日頃口にする食品には、清掃性食品と停滞性食品があります。
清掃性食品は、口の中の汚れをとってくれたり、唾液の量を多くして洗い流してくれる食べ物を言います。
停滞性食品は、糖や油を多く含んでいるもの。これらは口の中に残りやすいため、口臭の原因にもなりやすいです。
口臭を改善する食品
梅干しや柑橘類
梅干しや柑橘類は、唾液の分泌が多くなるため、唾液の抗菌作用と自浄力作用で口臭を予防出来ます。
シュガーレスガム
シュガーレスガムは、歯や歯茎、舌から食べ物や細菌を吸着し、唾液の分泌を促進します。
ガムが口内の細菌を抑制するため、口臭防止のために効果があります
しかし砂糖の入っているガムは一時的には口臭を抑制できますが、ガムを噛んだ後に口臭の原因となる可能性が高くなるので気をつけてください
生野菜
生野菜には豊富なビタミンCが含まれ、これが口内の細菌を抑制する働きをします。また、食物繊維が口内に残った食べかすをからめ取る効果もあるといわれています。また、生野菜を食べる際に噛む回数が自然と多くなり、それが大量の唾液を作り出すことになり、口臭を予防します。
ヨーグルト
ヨーグルトには豊富な乳酸菌や善玉菌があり、それらが口内細菌を減少させます。
特に乳酸菌「プロバイオティクス」が入っているヨーグルトを選ぶことで、高い効果が期待できるでしょう
口臭を改善する飲料
お水
口臭予防に一番効果のある飲み物はお水です。
口の中が乾燥したり、停滞性食品を食べた時、小まめに水を飲むだけで口臭の予防になります。
水を飲むことで口の中の細菌や食べかすを洗い流し、かつ水分補給ができるため口の中の乾燥にも有効です。
緑茶
お水以外の飲み物であれば、緑茶を。
緑茶は消臭作用や抗菌作用があって口臭に効果があります。
しかし緑茶には利尿作用があるのでシチュエーションによっては注意が必要です
口臭の原因になる控えるべき食品
にんにくやねぎ
にんにくやねぎあるいは玉ねぎは、食べ物の中でも強い口臭を発生させる食べ物です。
その臭いの成分はアリシンと呼ばれるもので、これが口の中に残り、息を吐くときに、硫黄に似た強烈な臭いを放出します
餃子、ラーメン、焼き肉、キムチ、ペペロンチーノのパスタなどにんにくが使われた料理を食べるときには気をつけてください。
チーズや牛乳
チーズや牛乳は舌に付着しやすい食べ物です。
牛乳を飲んだ後に舌が白くなるのは分かりやすい例ですよね
また、チーズは舌だけでなく、歯と歯の間にも入り込むため取り除くためには歯磨きが必要なのですが、食べるたびに歯磨きというのも難しいでしょう。
ケーキやパン類 ケーキやパンを飲み物なしで食べると、口の中がパサパサして乾燥してしまいます。
これらは舌に付着しやすく、口内を乾燥させ口臭を生み出してしまうのです。
また、パンやケーキには砂糖が多く含まれているので、口の中に長い時間、残りやすく口臭の原因となります。
納豆
納豆菌が発生させるアンモニア有機酸とイソバレシアン酸は口臭の原因となります。
ただし、こちらは、にんにくやコーヒーほど長い時間、強烈な臭いは発しません。
それでも臭いの原因の一つになることは覚えておきましょう。
口臭の原因になる控えるべき飲料
アルコール類
「ビールや焼酎、ハイボール・・・お酒を飲みすぎた次の日は、自分でもわかるくらい酒臭い。」と、こんな経験をした人もいるのではないでしょうか。
お酒は肝臓でアセトアルデヒドに分解され、体内の水と一緒に尿となって排出されます。
しかし、たくさんのお酒を飲むと大量のアセトアルデヒドが発生しそれが体内に残り、臭いの原因となります。
コーヒー
コーヒーに含まれている細かな粒子が、舌に付着しやすく、そのままにしておくと、口内が酸性になり細菌が増加するのに好都合な環境を作り出してしまいます。
また、唾液の流れの減少とともに、口内の細菌が長く居座り続けることになります
さらには口内を乾燥に繋がりそれが、強い口臭を生み出す原因になります。
口臭予防改善に効果 口臭を食生活で治すためにオススメな食品と対策まとめ
口臭の原因は4つ
1.口腔(口の中)が原因
2.カラダの病気が原因
3.食餌性が原因
4.生理的口臭が原因
普段から意識する事リスト
- 口腔内を清潔に保つ
- 歯を磨く際に舌を磨く事も必要
- 虫歯や歯周病は早めに治療する
- 深酒をしない
- 禁煙する
- コーヒーやニンニクなど香りが強いものは控える
- こまめに水を飲み口腔内の乾燥に気をつける
- 食餌性、生理的口臭など一時的な口臭にはシュガーレスガム
いかがでしょう?
今回は口臭をテーマに述べさせていただきましたが、正直なところ普段のケアの方が重要度は高いと思います
ただ控えた方が良い食品と摂取が好ましい食品はありますので、是非普段の食生活にも活用していただくことをお勧めします
それではまた次回に〜〜