最近はテレビなどでも特集が組まれるなど知名度急上昇の「おからパウダー」
現代人に不足しがちな食物繊維を補えるなど、健康やダイエットに欠かせない日本の新たな形態の健康食品として注目されています
今回は、そんな「おからパウダー」の効果とお手軽レシピを、調理歴25年の食生活アドバイザー®️SAKUが解説致します
Contents
おからパウダーでダイエット おからパウダーって何?
おからパウダーとは?
豆乳や豆腐を作る際に残った大豆の絞りかすであるおからを、乾燥させたものが 「おからパウダー」です
おからの栄養価は、ほかの大豆製品と比べても非常に優れています
おからパウダーの特性としては、食物繊維を補え、腸内環境改善や満腹感によるダイエット効果が期待されます
また、乾燥しているため常温で数カ月保存ができ、そのままでも料理に使えるうえ、手軽に水に戻しての使用ができるのも重宝される一因となってます
おからパウダーの5つの効果
そんなおからパウダーの効果を説明いたします
1.食物繊維が多い
厚生労働省が定める「日本人の食事摂取基準(2015年版)」では、日本人女性が1日に必要とする食物繊維の目標量は、18g以上となっています
それに対して日本人女性の食物繊維の平均摂取量は14.3gとなっており目標からすると約3.7gも不足していますが、その不足分は、おからパウダー大さじ約2.5杯分で補えます
腸内環境の改善には食物繊維を多く摂取することが近道となりますが、おからパウダーには他にも体内で水分を吸収して膨らむことで満腹感を得やすく、食後の血糖値の上昇を抑制する働きもあります
ダイエット時の悩みである便秘も、食物繊維を摂ることで解決できますから、食物繊維が不足しがちな方は是非手軽に摂取可能なおからパウダーを検討してみてはいかがでしょう?
2.大豆イソフラボンが豊富
女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをすることで知られる大豆イソフラボン
おからパウダーにはその大豆イソフラボンが多く含まれています
女性にとって大事な栄養素
大豆イソフラボンの特徴は、女性の美しさや若々しさを手助けしてくれる事にあります。
加齢とともにエストロゲンの分泌量が減少すると、やがて更年期、閉経を迎える過程で「更年期障害」と呼ばれるカラダとココロが不安定な状態を引き起こします
そこで大豆イソフラボンは、エストロゲンの不足を補い、トラブルを予防してくれるのです。
エストロゲンの働きは
・肌の新陳代謝を促進しピチピチお肌を保つ
・髪のツヤ、さらにハリを与える
・卵巣内の卵胞を成熟させて卵子を育て、排卵に備える
・子宮内膜を厚くし、受精卵の着床に備える
・乳房や性器、皮下脂肪を発育させ、丸みのある女性らしい体を作る
・コレステロールの増加を抑制し動脈硬化を防ぐ
・骨を丈夫にする
・周期的に生理(月経)を安定して起こす
・自律神経を安定
・膣や膀胱の、伸縮性や自浄作用を高める
などがありますので、エストロゲンに似た性質を持つ大豆イソフラボンを摂取することにより、女性特有の症状を改善してくれる効果が期待できますし、おからパウダーを取り入れた食生活によって、更年期障害の症状が和らいだという人もいます
3.お腹の中で膨らみ、満腹感をもたらす
おからパウダーは不溶性食物繊維の中でも、多孔質と呼ばれるスポンジのような形状のため、水分を吸い込む働きが強いためお腹の中でふくらむ作用があります
この作用により食前に摂取することで満腹感を感じやすくなり、食べすぎを防ぐことに繋がります
結果、無理なく食事量が減り、空腹によるストレスを軽減し、無理のないダイエットを行うことができるでしょう
4.植物性タンパク質を効率良く摂れる
スポーツ(運動)をする女子には、欠かせないタンパク質ですが、中でもしなやかカラダをつくるためにも欠かせないのが、植物性のたんぱく質です
たんぱく質というと「肉」や「魚」などの動物性たんぱく質に偏りがちですが、植物性たんぱく質もバランス良く摂ることが大切です
そのために、植物性たんぱく質が効率良く摂れる食物こそ大豆製品です
その中でもおからパウダーは少し足すだけで簡単にたんぱく質を摂取できるのが特徴なのです
5.糖質オフできる
糖質の商品の代わりに使うことで、たんぱく質や食物繊維を補いながら糖質をオフできます
ハンバーグなどの肉料理のかさましに使うのもおススメです
おからパウダーを取り入れることで、一層ヘルシーな食卓に変化できます
おからパウダーのお手軽レシピ
おいしく続けるコツ
・おからパウダーの短所(粉っぽさ)を補う食品とコラボすること
・無駄な大量摂取は避ける(正直飽きます)
・クセの少ない無臭おからパウダーがGOOD
の3つです。
どんな食品でも、使いすぎると、おからが食品の水分を吸ってダンゴになってしまい、おからそのものを食べている感じになってしまいます。
たくさん食べれば、その分痩せるというものでもないので、大さじ一杯で良いので食事ごとに摂ることを習慣づけましょう
おからパウダー✖️味噌汁
お味噌汁に入れるのは定番ですし具材は何でも構いません
大さじ1杯のおからなら、お味噌汁の味もほぼ変わりません
お味噌汁を作るのが面倒ならインスタントのお味噌汁でも全然構いませんから・・・
食事の際におから入りみそ汁を飲めば、水分も一緒に摂れるし、おなかの中で膨らむのでダイエット効果も期待できます
おからパウダー✖️カレー
カレーライスを食べる時、カレールーにおからパウダーを混ぜるだけなんです
混ぜるとカレールーがちょっと重たく感じますが、味は全く問題ありません
むしろ、サラッとしたカレーが苦手な方はおいしくいただけますよ
おからパウダー✖️麻婆豆腐
カレー同様、麻婆豆腐の濃い味とトロミに、おからパウダーがよく合います
更に麻婆豆腐の油分を、おからパウダーの食物繊維で軽減する効果にも期待です
ごはんが進む麻婆豆腐ですが、おからの効果で満腹感を感じますので白ご飯の量を減らせるメリットもありますのでおススメです。
おからパウダー✖️サラダ
おからパウダーをサラダにかけるだけです
私のおススメ=ほうれん草のサラダに、半熟の目玉焼きを乗せてゴマドレッシングor塩とオリーブオイルの組み合わせが大好きです
半熟卵がおからのパサパサ感とクセを消して、味わいをまろやかにしますし、栄養豊富なほうれん草とも大変良く合います
私は脂分を取り除いたカリカリのベーコンをまぶすのも好きです
野菜とドレッシングの組み合わせ次第でレパートリーは無限ですのでみなさんも色々試してお気に入りの一皿を作ってみては・・・
おからパウダー✖️野菜ジュース
野菜ジュースに混ぜるだけですし、特に毎朝手作りスムージーを作る方は是非お試しください
野菜たっぷりのジュースやスムージーには栄養も食物繊維も豊富ですし、純粋にジュースを飲むより腹持ちも良いので朝食時がオススメです
ちなみにおからパウダーを入れて時間が経つと水分を吸収して飲みにくくなるので持ち運びは避けてくださいね
おからパウダーでダイエットする時に心がける「5つの習慣」と「注意点」
●毎食前に大さじ1~2杯食べる
朝食・昼食の前には必ずおからパウダーを食べてください。15分~30分前に食べることで、お腹の中でおからパウダーが膨らみ、食べすぎを防ぎます。研究によると5分前でも血糖値の上昇を防ぐ効果は出ていますので、食事の前に摂ることを意識してください
●バランスよく食べる
ダイエット中はおからパウダーだけに偏るのではなく、発酵食品、野菜や果物、海藻と一緒にバランス良く食べましょう
●水分をたっぷり摂る
おからパウダーは水分を含むと、膨らみますので、おからパウダーを食べたら、一緒に水分を摂ることをおすすめしています
●麺類にかけ過ぎはNG!
ラーメンなどの塩分量の多い食べ物におからパウダーを入れると、つゆを吸ってしまうので塩分摂りすぎにつながります
具材や麺の上におからパウダーを何回かに分けてかけ、できるだけ汁を吸わせないように食べつつ、塩分強めなつゆは過剰に摂取せず残すことも必要です
●体重を落としたいなら糖質オフ
糖質オフを意識しながらおからパウダーを摂ると、ダイエットの効果はより実感できますので、糖質は日頃から節制を心がけることが必要です
おからパウダーダイエットの注意点
大豆アレルギーの方は摂取しないでください
日常生活で食物繊維をとっていない人や胃腸の弱い方は、胃に負担がかかるので、体調と相談しながら少しずつ摂取量を増やしてください
おからパウダーでダイエット「5つの効果」まとめ
おからパウダーの持つ5つの効果
1.食物繊維が多い
2.大豆イソフラボンが豊富
3.お腹の中で膨らみ、満腹感をもたらす
4.植物性タンパク質を効率良く摂れる
5.糖質オフできる
ダイエットする時に心がける5つの習慣
1.毎食前に大さじ1~2杯食べる
2.バランスよく食べる
3.水分をたっぷり摂る
4.麺類ににかけ過ぎはNG!
5.体重を落としたいなら、糖質オフ!
おからパウダーの効果をご説明してきましたが、ご理解頂けたでしょうか?
ダイエットや更年期障害などもそうですが、カラダの悩みに関する事は繊細でデリケートです
コンプレックス(自分の弱み)を解消したい!
あの人の様になりたい(憧れ)!
異性に好かれたい(求愛願望)!
カラダを整え充実した生活を(未来への改善)!
これらの想いはだれでも持っている願望ですし恥ずかしい事ではありません
失敗したから、効果が見えないからといって諦めてはいけません
体質改善も含めていろいろな方法を試してみて自分に合う方法を取り入れれば
これから先の何十年がきっと良い方向に向かうはずですから
それではまた次回に〜〜